腰痛に胆経と膀胱経の下腿のツボ
腰痛治療では、痛みの原因だけでなく姿勢や動作などの要因を含めて考察し経穴(ツボ)を選んでいきますが、腰痛では腰部だけでなく、腰を支える骨盤や下肢などの筋肉にも問題があることが多く、骨盤・下肢へのアプローチが治療を進める上で重要で、今月、掲載した膀胱経・胆経の経穴詳細の中には、腰痛治療でよく使われるツボが多くあります。
腰と骨盤と脚のつながり
腰椎は骨盤の動きと連動し、骨盤の動きに対応するように下肢の筋肉も反応します。逆に下肢の動きに骨盤が反応し体幹のバランス取るように動きます。
exit_to_app腰痛と姿勢と大腿四頭筋の関係
骨盤と下肢をつなぐ筋肉は、股関節、膝関節、足関節と関節を包みながらつながっていきます。筋・筋膜に過度な緊張や弱化などの異常から筋バランスが崩れることで偏りにより、バランスを取るための代償動作が起こり、下肢から腰部、腰部から下肢と1つの問題が連鎖して複数の問題となっていきます。この連鎖からも腰痛の原因だけでなく、要因も含めてアプローチすることが大切となります。
痛みの改善に筋膜ネットワークの修正・補整
下腿部のツボ(経穴)は、ファッシア(筋・筋膜)ネットワークの反応点でもあり、ファッシアネットワークの修正・補整には重要なアプローチポイントとなります。
下腿部の経絡は、足太陰脾経、足厥陰肝経、足少陰腎経、足陽明胃経、足少陽胆経、足太陽膀胱経の三陰三陽があり、腰痛治療では、この経絡の中から原因・要因から反応経絡をチェックし経穴(ツボ)を絞り込んでいきます。
急性の腰痛(ぎっくり腰)と経穴
急性の腰痛(ぎっくり腰)では、胆経・膀胱経・胃経などの陽経に過度の緊張や圧痛などの反応があらわれたり、要因に冷えがあれば陰経へのアプローチも考慮するなど、治療穴は、原因・要因によって変わります。
たとえば、腰痛の症状や要因に下腿部の腓腹筋に緊張がある場合など、腓腹筋上の膀胱経の合陽や承筋・承山穴や内側頭と外側頭の緊張差には飛揚穴や腎経の築賓穴で補整したり、腓骨筋の緊張には胆経の外丘・陽交穴、足関節の機能に問題がれば、アキレス腱付近の膀胱経の附陽・崑崙穴や腎経の交信・復溜・太谿などの経穴(ツボ)から治療穴を選びアプローチします。
腰痛の改善には、安静や筋力運動だけでなく運動機能の適正化が必要となります。鍼灸施術によるネットワークの修正・補整、接骨理学施術での運動機能の調整が早期回復につながります。
exit_to_app腰痛・ぎっくり腰の改善治療
<腰痛・下腿部・経穴(ツボ)・筋膜ネットワークの修正・補整>