南接骨院・鍼灸院
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脾経とスポーツ外傷・障害に接骨施術と鍼灸施術

前回で脾経の経穴(ツボ)詳細は掲載が終わりました。脾経は足の母趾から始まり体幹で終わることから、アキレス腱炎やシンスプリントなどの下肢のスポーツ外傷・障害の接骨・鍼灸治療ではよく使われる経脈です。

アキレス腱は、腓腹筋とヒラメ筋からなる下腿三頭筋と踵をつなぐ腱で、アキレス腱は触れると1つのまとまりですが、それぞれの筋肉線維がねじれながら踵に分かれて付着します。そのため、ねじれと付着部の位置関係が痛みを起こす要因の1つとなります。

アキレス腱炎は、下腿三頭筋の過度な使用が原因の1つですので、筋肉の疲労を解消することやひずんだ筋膜を修正する必要があります。脾経の経絡経路からヒラメ筋や筋肉を包む筋間中隔に対して筋疲労やひずみを修正するアプローチをします。
exit_to_appアキレス腱炎・周囲炎の改善治療

シンスプリントは、下腿の深層筋である後脛骨筋を中心に長母指屈筋、長指屈筋の過労が原因となっています。
筋肉の過度な緊張を取ることで、血行を良くし疲労を解消することや筋膜のひずみを修正する施術になります。特に深層筋は触れることが難しいため、鍼施術による直接アプローチは接骨施術を補完し効果的に治療を進めることができことから、接骨施術と鍼灸治療の併用をおすすめしています。
exit_to_appシンスプリント(脛骨過労性骨膜障害)の改善治

接骨理学施術による筋・筋膜へのリリースマッサージやストレッチを補完しさらに効果を高めるために鍼灸施術は効果的な施術でもあり、相乗・補完効果が期待できます。

膝や下腿部・足部と下肢はスポーツ外傷・障害が多いところでもあり、ケガや障害が影響し腰部や頸部に痛みを起こすこともあることから、ケガや障害を長引かせないことが大切です。

経絡を中心に書きましたが、外傷・障害など運動器の疾患では、解剖学的アプローチも含め接骨・鍼灸施術を行っています。

<脾経・下肢のスポーツ外傷・障害・アキレス腱・シンスプリント・接骨・鍼灸施術>

足太陰脾経の詳細21穴が終了しました

足陽明胃経に次いで、足太陰脾経の経穴(ツボ)、府舎・腹結・大横・腹哀・食竇・天谿・胸郷・周榮・大包穴の詳細をアップしました。
今回の掲載で脾経の全21穴が終了となります。

脾経は、婦人科疾患でよく使われるツボも多く、自律神経の調整には重要な経絡で脛骨内縁に沿って流れる経絡でもあるため、アキレス腱炎、シンスプリント、鵞足炎、膝関節痛など膝・下腿のスポーツ障害の治療に使われる経絡でもあります。

脾経の詳細終了は終了しましたので、残りは、足太陽膀胱経、足少陽胆経、手少陽三焦経となりました。

<脾経・経穴(ツボ)・スポーツ障害・婦人科疾患>

足陽明胃経の詳細45穴が終了しました

胃経の膝下の12穴、梁丘・犢鼻・足三里・上巨虚・条口・下巨虚・豊隆・解谿・衝陽・陥谷・内庭・厲兌穴になります。

膝下の経穴(ツボ)は重要な経穴(ツボ)が多く、下合穴6穴うち足三里・上巨虚・下巨虚の3穴が胃経です。
その中でも足三里は有名なツボですので、一般にもよく知られていると思います。

自律神経と膝・下腿の痛み

胃経は脾経と合わせて使うことも多く、胃腸疾患だけでなく、自律神経の調整からの免疫系疾患、メンタルケアなどにも使われる重要な経脈ですが、運動器疾患でも膝関節の上下にある梁丘・犢鼻・足三里などは、変形性膝関節症や膝の痛みの治療に使われます。

胃経の経穴(ツボ)は、足三里、上巨虚、条口、下巨虚・豊隆、足関節前面となる解谿穴と前脛骨筋上にあり、前脛骨筋は足関節の運動には重要な筋肉で、下腿三頭筋や後脛骨筋の拮抗筋としてシンスプリントや足関節捻挫の治療穴としても使われる経穴(ツボ)でもあります。

旅行などでたくさん歩いて、美味し物を食べて帰宅するとスネが張り痛く、胃腸の調子も悪くなることがありますが、そんな時は、足三里などのスネにある経穴(ツボ)に鍼灸施術を行うと脚の疲れも胃腸の不調も改善します。
体調不良や体の痛みが軽いうちに早めのケアが大切です。

胃経は全45穴と經絡の中でも経穴(ツボ)は多く、なかなか終わりませんでしたが、今回で終了となりホッとしました。

<胃経・経穴(ツボ)・自律神経・免疫強化・膝痛・スポーツ障害>

今月のはじめよう鍼灸「冬の養生は腎をいたわる、足の冷えと腰の痛み」

12月のはじめよう鍼灸のテーマは冬の養生、寒い冬は五臓の腎をいたわることが大切ですので、腎の働きを調整し補う鍼灸治療となります。
exit_to_app「冬の養生は腎をいたわる、足の冷えと腰の痛み」

冬になり寒くなると手足の冷えだけでなく、腰周りも冷えてきます。お臍下、いわゆる臍下丹田の冷えはお腹の調子だけでなく骨盤内の泌尿器、生殖器にも影響してくることから五臓の腎を賦活させ元気を作り出せるようにする必要があります。

腎の賦活には、臍下に経穴(ツボ)がありますが、お腹を出すことは抵抗があると思いますので、今回は、冷えからの腰痛も考慮して背部穴と足から経穴(ツボ)を選びました。

足が冷え血流が悪くなると筋肉の疲労が残り、硬く動きが悪くなり冷えや痙攣だけでなく、腰痛の要因の1つにもなります。
鍼灸治療は、マッサージとの相乗効果も期待できることから、自宅での入浴療法やセルフマッサージの効果を高めることが期待できます。

<はじめよう鍼灸・鍼灸・腎・養生・冷え・腰痛・自律神経>

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