長強・腰兪・腰陽関
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経絡

長強・腰兪・腰陽関穴

長強(GV-01)

由来

長強(ちょうきょう)の「長」は、督脈の絡が脊椎を挟み、頭部へ上り分布が長いことを指し、「強」は、作用が強いことを指すことで名付けられる。
※由来には、諸説あります。

要穴

  • 少陰が結する所
  • 督脈の絡穴

ツボの位置

尾骨下端と肛門の間の陥凹部

長強穴

主治・作用

下痢、便秘、痔、脱肛、腰背・仙骨・尾骨の痛み、精神性疾患

  • 寧神鎮痙
  • 通便消痔

局所解剖

筋・筋膜
皮膚-皮下組織-肛門尾骨靱帯
血管
内陰部動・静脈の枝、肛門動・静脈
神経
浅層:尾骨神経後枝
深層:陰部神経の枝、肛門神経

その他

「督脈の別絡、少陰の結ばる所」甲乙経
「足の少陰少陽の結会。督脈別れて任脈に走る」聚英:腎経と胆経の交会する所で任脈に行くところ。
別名として、窮骨、骶上、骨骶、気の陰郄、亀尾、尾翠骨、竜爪穴、曹渓路、三分閭、河車路、朝天巓、上天梯、尾閭、気郄等。

掲載記事

腰兪(GV-02)

由来

腰兪(ようゆ)の「腰」は、腰尻で仙骨部、仙骨裂孔を指し、「兪」は、経穴の意で名付けられる。
※兪は輪の意で、腰部の脈気が輪転する所でもある。
※由来には、諸説あります。

要穴

ツボの位置

仙骨裂孔の中央陥凹部、左右仙骨角の水平線上で後正中線上。

腰兪穴

主治・作用

下痢、便秘、痔、脱肛、月経不順、夜尿症、精神性疾患
腰背・仙骨・尾骨のこわばり・痛み、下肢の麻痺・筋萎縮

  • 強腰脊
  • 調腎気
  • 明耳目

局所解剖

筋・筋膜
皮膚-皮下組織-浅後仙尾靱帯
神経
浅層:第5仙骨神経後枝
深層:尾骨神経叢

その他

別名として、背解、髄空、腰戸、髄孔、腰柱、髄兪、髄府等。

掲載記事

腰陽関(GV-03)

由来

腰陽関(こしのようかん)は、丹田に応じ、元陰元陽に関連するところで、「陽」は、陽に関連し、「関」は要所の意で名付けられる。
※足の陽関と区別するために腰陽関とつけられる。
※由来には、諸説あります。

要穴

ツボの位置

第4腰椎棘突起下の陥凹部

腰陽関穴

主治・作用

排便、排尿疾患、月経不順、冷え性、腰痛、骨盤痛、下肢の麻痺・しびれ・痛み・冷え

  • 調腎気
  • 利腰膝
  • 去寒湿

局所解剖

筋・筋膜
皮膚-皮下組織-棘上靱帯-棘間靱帯-棘間筋
血管・神経 浅層
伴行動・静脈
第4腰神経後枝の内側枝
血管・神経 深層
棘突起間の椎体外(後)静脈叢、第4腰動・静脈の背側枝の枝
第4腰神経後枝の枝

その他

陽気の流れに足陽関と腰陽関は相対しあう。

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