南接骨院・鍼灸院
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ゆるり10月記-2025のまとめ

接骨・鍼灸の話題

読書の秋ど眼精疲労として、今月のはじめよう鍼灸から始まり、接骨院の業務範囲である運動器のケガ、捻挫、打撲、挫傷などについての記事となります。
捻挫・挫傷などは、スポーツ外傷と思われがちですが、草刈りや片付けなど日常生活の中でも起こり、腰痛と捻挫や筋挫傷が結びつかない方もいますので、そのあたりの説明を少し書いています。

過去に掲載した記事で、「腰痛・ぎっくり腰の改善治療」、ピックアップ記事2022vol.03「腰痛予防にハムストリングスのストレッチと鍼」を読み直しながら、加筆修正しましたので、興味があればチェックしてください。

当院での肩関節の治療で、吸角施術による三角筋へのアプローチの理由と鍼灸治療との選択について書いています。

経穴詳細ページについて

胃経、任脈、督脈、胆経、腎経の計37穴の経穴詳細ページ掲載についてとなります。

足陽明胃経でも腹部にある経穴(ツボ)で、関門・太乙・滑肉門・天枢・外陵・大巨・水道・帰来・気衝穴の9穴

  • 任脈の中庭・膻中・玉堂穴、紫宮・華蓋・璇璣穴、天突・廉泉・承漿穴で9穴
  • 督脈の顖会・上星・神庭穴・素髎・水溝・兌端・齦交穴で7穴
  • 足少陽胆経の淵腋・輒筋・日月・京門・帯脈・五枢穴の6穴
  • 足少陰腎経の気穴・四満・中注・肓兪・商曲・石関穴の6穴

今月は、イラスト作成も順調に進んだことから、いつもよりも多く掲載できましたが、腹部の経穴に偏っていました。
腹部の経穴は、消化器、泌尿器、生殖器系によく使われる経穴(ツボ)で、肩痛、腰痛、膝痛などの運動器疾患よりも自律神経系の調整にはよく使います。

腎経の腹部6穴の詳細ページの掲載

今回の経穴(ツボ)詳細は、足少陰腎経の気穴・四満・中注・肓兪・商曲・石関穴の6穴となります。
5寸のところを任脈に沿って上行します。この6穴すべて奇経の衝脈との交会穴であり、泌尿器・婦人科疾患に使われる経穴(ツボ)です。

exit_to_app足少陰腎経:気穴・四満・中注穴の詳細

exit_to_app足少陰腎経:肓兪・商曲・石関穴の詳細

<腎経・気穴・四満・中注・肓兪・商曲・石関>

肩の運動痛と三角筋への吸角施術(カッピング)

肩関節痛の原因には、腱板損傷や滑液包炎などがありますが、腱板や滑液包を包むようにあるのが三角筋で、肩の運動を主動する重要な筋肉です。そのため、この筋肉は疲労しやすく、腱板との癒着が肩の痛みの要因とも考えられることから、解消する手技施術の補完として吸角施術を行うことで効果的に進めることができます。

吸角施術の引圧刺激とマッサージでの押圧刺激

吸角施術は、カッピング、吸玉と呼ばれる施術で、皮膚を吸い上げ皮下組織を刺激し、皮下の癒着を改善したり、血液を集め散らすことで代謝をよくする施術で引圧刺激となり、マッサージなどの手技施術は擦る、圧迫するなど、体に一定圧力をかける押圧刺激となります。
まったく反対の刺激を組み合わせて行うことで、補完から相乗効果が生まれ早期回復につながります。

関節運動の機能不全や痛みに鍼灸・吸角

野球、バドミントン、テニスなどの競技では、肩を酷使して肩関節を傷めてしまうことが多くあり、肩の痛みの治療では、症状によっては理学的施術だけではスムーズに治療が進まないこともあることから、早期回復のため鍼灸治療や吸角施術を提案しています。

exit_to_app肩関節の痛みに鍼灸・接骨治療

鍼灸と吸角の選択

肩関節痛では、原因により変わりますが、浅層だけでなく深層の筋や組織にアプローチできる鍼灸施術が第1選択となります。
鍼灸治療については、鍼を刺す、お灸を燃やすということから不安に感じる方もいますが、筋膜や神経血管に直接アプローチできることから血流を高め、消炎鎮痛作用や筋膜の癒着・歪み調整、神経・筋の賦活など効果的に治療を進めることができます。
吸角施術はというと、筋疲労の解消や筋の伸張性・滑走性の低下を改善する手技施術の補完として行うことで、刺激の違いから相乗効果を引き出し、機能回復(リコンディショニング)を高める施術となります。

痛みが強い時期は鍼灸から始め、経過とともに鍼灸施術の間に吸角施術を取り入れていく流れでしょうか。

吸角施術とコンディショニング

代謝を高める吸角施術は、皮下組織の癒着を取り、血液・リンパの流れをよくし代赭を高めることができることからコンディショニングなど疲労解消におすすめです。
ただ、問題としては、丸い施術痕が少しの間ですが残ることでしょうか。温泉やプールなどに行かれる方には注意が必要です。

exit_to_app鍼灸とはどんな治療

exit_to_app吸角・吸い玉・カッピング療法

<吸角・カッピング・吸玉・鍼灸・三角筋・肩痛・リコンディショニング>

足少陽胆経の6穴の詳細をアップ

足少陽胆経の淵腋・輒筋・日月・京門・帯脈・五枢穴の6穴ですので、2つに分けて詳細を掲載しました。
腋窩から側胸部、側腹部と体の側面につながる経穴(ツボ)で、アナトミー・トレインでいうラテラル・ライン(LL)にあたります。
胆経は、体幹を両側から支えるようにつながる経脈で、側腹部では直線ではなく腹筋と体幹の運動動作やバランスを意識したようにジクザグに走ります。

側胸部
exit_to_app淵腋・輒筋・日月穴:足少陽胆経!

側腹部
exit_to_app京門・帯脈・五枢穴:足少陽胆経!

腰痛に帯脈穴

今回の経穴(ツボ)は、奇経との交会穴や募穴など重要な経穴(ツボ)が並び、その中でも奇経の帶脈は、經絡の中でも体幹を水平面でのつなぐ経脈であり、筋・筋膜や椎間関節の機能不全など体幹の支持性の低下が痛みの要因となる腰痛では、帶脈の交会穴である胆経の帶脈穴は、腹直筋を除く三層の腹筋群(外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋)が胸腰筋膜へとつながる位置にあることも関係があるのではと考えられ、腰痛治療の重要なアプローチポイントとなります。

胆経もここから先は、骨盤から下肢へと向かっていきます。

<胆経・淵腋・輒筋・日月・京門・帯脈・五枢・経穴(ツボ)・ラテラル・ライン>

「腰痛予防にハムストリングスのストレッチと鍼」を加筆

ピックアップ記事2022vol.03「腰痛予防にハムストリングスのストレッチと鍼」を加筆修正しました。
腰痛の予防や改善にハムストリングスのストレッチと鍼治療についての記事となっていますが、鍼灸施術だけでなく、接骨理学施術でもアプローチする筋肉です。

ハムストリングスは、骨盤の動きにも関係することから姿勢や歩行にも影響します。そのため、硬く伸びが悪い伸張性の低下や隣接する筋・筋膜との癒着による滑走性の低下は、ケガや障害だけでなく、不良姿勢や歩行力の低下につながります。

exit_to_appピックアップ記事2022vol.03「腰痛予防にハムストリングスのストレッチと鍼」

ピックアップ記事の中に”古くから”と書きましたが、東洋医学は臨床経験医学で、何十、何万もの臨床経験を積み上げ体系した今も続く治療医学です。

<ピックアップ記事・ハムストリングス・腰痛・鍼灸・接骨>

督脈の残り7穴詳細アップで終了

督脈の残り7穴、顖会・上星・神庭穴・素髎・水溝・兌端・齦交穴の詳細ページをアップしました。
これで、任脈に続き督脈全28穴が終わりました。
7穴ですので、3穴と4穴の2ページでの掲載となります。

exit_to_app顖会・上星・神庭穴:督脈!

exit_to_app素髎・水溝・兌端・齦交穴:督脈!

最初の長強穴から時間が経ち、いろいろと思考錯誤するうちにイラストや記載方法が変わってしまいました。まだ、胃経、膀胱経など残っていますので、すべての経穴(ツボ)が掲載できましたら、直していきたいと思います。

<督脈・顖会・上星・神庭穴・素髎・水溝・兌端・齦交>

任脈の9穴詳細ページアップで全24穴終了

任脈の中庭・膻中・玉堂穴、紫宮・華蓋・璇璣穴、天突・廉泉・承漿穴の詳細ページをアップしました。
胸部前面から頸部、顔面へとつながる経穴(ツボ)で、9穴ありますので3ページに分けてあります。

胸部前面
exit_to_app中庭・膻中・玉堂穴:任脈!

頸部前面
exit_to_app紫宮・華蓋・璇璣穴:任脈!

顔面
exit_to_app天突・廉泉・承漿穴:任脈!

今回で任脈、全24穴は終了しました。
督脈があと少しですが、体の中心を走る任脈、督脈は基準となることが多いので一番に終わらせるべきだったと反省しています。

暑い夏も過ぎ、日の暮れも早くなり秋の夜長となってきましたので、手間のかかる経穴のイラスト作成のペースを上げたいと思います。

<任脈・中庭・膻中・玉堂穴、紫宮・華蓋・璇璣穴、天突・廉泉・承漿>

腰痛・ぎっくり腰の改善治療ページの更新

腰痛・ぎっくり腰の改善治療ページ中の鍼灸施術と接骨での理学施術について加筆修正し更新しました。
最初の作成から時間が経ち、腰痛治療の内容を見直しながら少しずつですがアップデートしています。

exit_to_app腰痛・ぎっくり腰の改善治療

<腰痛・ぎっくり腰・接骨理学施術・鍼灸施術>

足陽明胃経の腹部のツボ9穴

今回は、足陽明胃経でも腹部にある経穴(ツボ)で、関門・太乙・滑肉門・天枢・外陵・大巨・水道・帰来・気衝穴の9穴となり、3ページに分けて掲載しています。

経穴(ツボ)は、腹直筋外側縁を臍より上あたりから鼠径部までつながる流れとなります。
胃の気や血の滞りを整える経穴(ツボ)で、胃の不調などの消化器疾患が主ですが、泌尿器、生殖器疾患などの治療にも使われます。

exit_to_app関門・太乙・滑肉門:足陽明胃経

exit_to_app天枢・外陵・大巨:足陽明胃経

exit_to_app水道・帰来・気衝:足陽明胃経

<胃経・腹部・消化器・泌尿器・生殖器>

こんなことで捻挫?挫傷は大げさ?

「捻挫、挫傷、打撲と接骨院」のページを加筆修正しました。

捻挫・挫傷・打撲と聞くと、スポーツ中でのケガを思い浮かべてしまいますが、掃除や片付けなどの日常動作の中で起こることも多くあります。
捻挫と聞くとすぐに思い浮かぶのが足首の捻挫でしょうか。ただ、捻挫は関節に力が加わることで起こるケガのことですので、肩や膝、首や腰など足首以外の関節にも捻挫は起こります。
首や腰の骨は椎骨が重なり、前後左右、回旋ができるように関節があり、椎骨にある関節を椎間関節といい、椎間関節に起こる捻挫として頸椎捻挫、腰椎捻挫があります。

exit_to_app腰痛・ぎっくり腰の改善治療

打撲は打ち身と同じで、傷病名からも想像しやすいと思いますが、どこかに手足をぶつけたり、体に何かが当たるなどで起こるケガです。

挫傷はというと筋挫傷、骨挫傷、脳挫傷などいろいろありますが、接骨院では外力で筋肉が壊れて起こる筋挫傷が施術対象となります。
では、筋挫傷と肉離れは違うのかというとほぼ同じです。

こんなことくらいで捻挫・挫傷?

荷物を移動しようとしただけ、後部座席の物を取ろうと手を伸ばしただけ、階段を下りていただけなどこんなことくらいで関節や筋肉を傷めるの?と思われるかもしれませんが、ケガは強い力(大きな力)でなくても、弱い力(小さな力)でも起こります。
それには、「捻挫、挫傷、打撲とは」で掲載しているコップの水がこぼれるイラストを見ていただけるわかりやすいと思いますが、スポーツ、日常生活での動作中に関節や筋肉に痛みを感じることがあれば、捻挫・挫傷を起こしている可能性があります。

exit_to_app捻挫、挫傷、打撲とは

捻挫・挫傷・打撲の保険施術と保険外施術

接骨院で保険が使える捻挫、挫傷、打撲について書きましたが、補足するなら、骨折・脱臼については応急処置と医師の同意があればリハビリもできます。
これら以外の施術については、保険外施術での対応となります。

保険外施術の1つにコンディショニング施術があります。コンディショニング施術は、ケガや障害の予防や体調管理目的の施術で、スポーツコンディショニングだけでなく、長時間の運転やパソコンの使用からの肩のコリ、腰の疲労感など、仕事や日常生活での筋疲労に対してもコンディショニングの対象となります。
そのほかにも急性期を過ぎ、痛みが長引いている慢性化した運動器疾患や痛みの要因となっている運動機能不全や関連障害などの施術も保険外施術となります。

患者さんから接骨院と整骨院と整体院の違いについて聞かれることがあります。
接骨院・整骨院は同じで、整体院とは名称は似ていますがまったく違いますし、保険が使えるのが接骨院で、使えないのが整体院というのも違います。
法律上まったく違いますので、間違えのないようしてくださいね。

<捻挫、挫傷、打撲、肉離れ、打ち身・保険施術・保険外施術>

今月のはじめよう鍼灸「読書の秋と目の疲れに鍼治療」

秋はドライブ、味覚、読書など気候もよく楽しめる季節ですので、今月は、読書の秋ということで、目の疲れ、眼精疲労の鍼灸治療をテーマにしました。
ただ、最近は読書より動画でしょうか。

exit_to_app”はじめよう鍼灸”

眼精疲労というと、目の周りへの鍼施術を想像してしまう方もいますが、頭や腕、足などにもツボがあります。
今回は、頭と手にあるツボを刺激しての疲労解消ですので、鍼治療に慣れていない方も不安が少ないのではと思います。
目の疲れは、頭痛や肩こりの原因にもなります。
疲れを感じた早めの解消を!

<はいじめよう鍼灸10月・眼精疲労・頭痛・肩こり>

健康ライフ情報

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関節や筋肉のケガや痛み、体の健康についてなど接骨院・鍼灸院の情報誌「日々是はり灸接骨日和のニュースレター」のトップページです。

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日常生活やスポーツでのケガや障害を首や腰、肩、肘、手首、膝、足首、股関節など部位別で原因や症状、治療方法などを掲載しております。

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