肓兪(KI-16)
由来
肓兪(こうゆ)の「肓」は肓膜すなわち腹膜を指し、臍側にあり大腹と小腹の間で中に肓膜に応じることから肓膜の「兪」という意味から名付けられる。
※由来には、諸説あります。
要穴
- 衝脈と足少陰腎経の交会穴(甲乙)
ツボの位置
腹部、臍中傍ら両側0.5寸
主治・作用
- 消化器系の病症
- 嘔吐、腹脹、臍周囲痛、便秘、下痢
- 婦人科系の病症
- 月経不順
- その他の病症
- 腰脊部痛、目の充血・腫れ・痛み、腎疾患
- 寛胸理気
局所解剖
- 筋・筋膜
- 皮膚-皮下組織-腹直筋鞘前葉-腹直筋
- 血管・神経
- 浅腹壁動脈、下腹壁動脈
- 第9・10・11肋間神経、肋間神経前皮枝
その他
「肓兪肓膜の要穴は此にあるなり、腎に入り、上がって心を絡い、喉嚨を循り、舌本を挟む」(医経精義)。腎の脈がここから深く入り込む。
掲載記事
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