南接骨院・鍼灸院
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”はじめよう鍼灸”7月は、「ダイエットと気血の滞り」

「6月の疲れは湿りが原因、体と心の不調改善に鍼灸治療」というテーマで始まり、無事に終了しました。
7月は、肩こり、腰痛、坐骨神経痛などの運動器の疾患を予定しいましたが、夏なので体形が気になる季節ということで、テーマを肥満に変更しました。

鍼灸でダイエットというと食欲を抑える耳ツボですが、肥満の解消を目的とする鍼灸アプローチでは、体質も重要なポイントとなります。ダイエットでの体質を分類する場合、体調や生活習慣などを考慮して細かく分類することもありますが、今回は、思ったほど体重が落ちない原因として気血の滞りを取り上げてみました。

食事に気を使っているのに思ったほど痩せないと言われる方は、代謝が悪い可能性があり原因として気血の滞りが考えられます。
体重の増減は、摂取カロリーと消費カロリーの差で、摂取が多ければ体重が増えますし消費が多ければ体重は減りますが、食事は純粋な栄養素ではなく、食物として摂ることから吸収・分解・消費・排泄の過程があるため、体内が連携し摂取から排泄までの間がスムーズに行われることが重要となります。この流れに気血は関係し、滞りがあるとスムーズな流れに問題が生じ代謝が悪くなります。

体質の改善や調整を目的とする場合、自律神経のバランスを整えるため、手足と体幹のツボ(経穴)へアプローチを行いますが、今回も、はじめての方が不安なく受けていただけるよう、手足の経穴(ツボ)の中から選んでみました。

経穴(ツボ)の組み合わせは様々ですが、今回は、百会・合谷・太衝穴で頭・手足で計5穴となります。

exit_to_app”はじめよう鍼灸”7月「気血の滞り」

鍼灸施術は、体へのわずかな刺激で痛みや病気を癒やすことができる施術です。鍼灸への不安を解消し効果を実感していただくことが目的で”はじめよう鍼灸”を行っています。

<はじめよう鍼灸・ダイエット・気血の滞り>

この一曲、「季節の中で」

「季節の中で」は松山千春さんの楽曲で、1978年8月21日リリースで5枚目のシングルとなっています。
ギターが欲しくてしかたなかった頃を思い出します。
とても懐かしいです。

運動の連鎖と連動という言葉

お手伝いでスポーツとコンディショニングついて投稿する機会があり、運動連鎖(キネティックチェーン)について触れたところ、連鎖と連動を伝えるのにわかりやすい説明がないか調べてみました。

連鎖は「連なっている」という静の状態、連動は「統一的に動く」という動の状態、「静」と「動」というとらえ方がわかりやすい気がしますね。

運動連鎖や連動は、スポーツ障害を評価する際にはよく使われる言葉ですが、さらに運動連鎖には、上行性と下行性があり話がややこしくなります。

体は多くのつながりでできていて、筋・筋膜にも連鎖と連動があります。
では、鍼灸施術で治療の基本となる経絡はというと、ここでは、連鎖、連動に加え連携、連絡、連結があります。

スポーツ障害だけではありませんが、連鎖・連動があることで、原因探しが難しくなることもよくあります。
そんな時は、四診(望診、聞診、問診、切診)を中心に、評価、仮説、検証を繰り返し進めていくことが、時間がかかっても近道になります。
※四診は東洋医学の治療方針を決める方法

<運動連鎖・連動・經絡>

督兪・膈兪・肝兪と肩甲骨の動きが肩の痛み

足太陽膀胱経の督兪・膈兪・肝兪穴の詳細ページをアップしました。
督兪・膈兪・肝兪穴は、第6~9胸椎の高さですので、肩甲骨を目印に肩甲骨下端から少し下あたりになります。
経穴は僧帽筋下部線維上にあり、下層には広背筋、脊柱起立筋があることから、自律神経系の疾患だけでなく運動器疾患でもよく使われる経穴です。

今回の経穴は体幹にあり、手足の運動の要でもあります。経穴の位置する第6~9胸椎あたりは、上半身の質量中心であり肩甲骨下部も関係することから、上腕の動きにも影響してきます。

経穴は僧帽筋上にあり、僧帽筋は頭部、肩甲骨、背骨をつなぐ三角形の筋肉で、頭部や腕の動きを安定させる筋肉であり、肩甲骨の安定は肩関節の運動に重要となります。
肩甲骨の動きが悪かったり、位置に偏りがあることを肩甲骨ジスキネジアといい、肩関節の痛みの原因となるため、野球やテニス、バレーボールなど腕を使うことの多いスポーツをされていて、肩に痛みを感じる場合は、肩関節周囲の筋肉だけでなく、肩甲骨周囲の筋肉にも異常があることが多く、痛みの改善や再発予防にはチェックポイントとなります。

今回の督兪・膈兪・肝兪穴についても、体性神経と自律神経の反応点ですので、運動器疾患だけでなく自律神経疾患にも用いられ、頭痛、動悸、めまいなど体調不良の改善にも使われます。

exit_to_app督兪・膈兪・肝兪:足太陽膀胱経!

運動器疾患と体調管理

当院では、運動器疾患に対して接骨施術では、通電や手技・運動療法などの理学的施術と効果的に治療を進めることで早期改善を目的とした鍼灸施術を行っています。
筋疲労の解消などのコンディショニングや慢性痛の治療については、自費施術となりますが”整骨ケアサポートコース”として接骨施術を行っています。

自律神経と体調管理

肩こりと頭痛、イライラのように筋肉の凝りと自律神経症状が混在することも多くあり、肩こりへのアプローチだけではなかなか改善しないため、心身のバランスを整える必要があります。

exit_to_app南接骨院+鍼灸院について

<膀胱経・上半身質量中心・肩甲骨ジスキネジア・体調管理>

この言葉、「マスト」

「マスト」は、英語のmustからきたカタカナ語のようで、「絶対に必要」「必須」「~しなければならない」。ビジネスでは、「これは外せない条件」や「優先度が最も高いこと」を指すようです。
若い人が話の中にマストという言葉を使うので、てっきり船のマスト(mast)は重要だから、それに掛けて使っていると思っていました。
気になったら調べてみるものですね。

三焦兪・腎兪・気海兪は原因がいろいろな腰痛のツボ

三焦兪・腎兪・気海兪:足太陽膀胱経!の詳細ページをアップしました。
脊椎に沿って下行する膀胱経も、ここからは腰椎のレベルとなり、経穴は広背筋、下後鋸筋、固有背筋と層になる胸腰筋膜(腰背腱膜)上にあります。

広背筋は下後鋸筋や固有背筋と違い、体幹から上腕につながっているめ、この筋肉に問題が起こると腰痛だけでなく肩関節痛の原因になったり、肩の運動が腰痛の原因となることもあります。

下後鋸筋は胸郭の安定バランスと呼吸に関係する筋肉ですが、チェストグリッピングに関係する筋肉で、胸郭の運動性の低下を起こすチェストグリッピングは、呼吸機能の低下や腰痛を引き起こす原因にもなり、この障害の改善に関わるのが下後鋸筋になります。

三焦兪・腎兪・気海兪は、筋・筋膜性腰痛の原因となる脊柱起立筋だけでなく、広背筋・下後鋸筋が関係する腰痛に対しても効果的にアプローチすることができる経穴です。

運動器疾患以外としては、尿の出が悪くむくみやすい人や月経不順など泌尿器・婦人科疾患の改善に使われます。

exit_to_app三焦兪・腎兪・気海兪:足太陽膀胱経!

<膀胱経・広背筋・下後鋸筋・チェストグリッピング>

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