膀胱兪(BL-28)
由来
膀胱兪(ぼうこうゆ)は、膀胱の気が輸注するところで、膀胱の疾患を治療する重要な経穴であることから名付けられる。
※由来には、諸説あります。
要穴
- 膀胱の背兪穴(脈経)
ツボの位置
殿部、第2仙椎棘突起下で外側1.5寸、第2仙骨孔の高さ。

主治・作用
- 消化器系の病症
- 腹脹、腹鳴、腹満、便秘、食欲不振
- 生殖泌尿器系の病症
- 遺精、遺尿、血尿、尿閉、膀胱炎
- 婦人科系の病症
- 陰部の腫れ・痛み・痒み
- 運動器系の病症
- 腰痛、腰腿部痛、腰脊の強ばり・痛み、坐骨神経痛、膝の痛み
- 疏通膀胱
- 清熱利湿
局所解剖
- 筋・筋膜
- 皮膚-皮下組織-広背筋-大殿筋-仙棘靱帯
- 血管・神経
- 外側仙骨動脈
- 中殿皮神経、下殿神経
その他
兪穴に対する募穴は、任脈の中極穴。
掲載記事
少しお待ちください。