頭痛と胃経のツボたち大迎・頬車・下関・頭維穴
胃経は下顎で頭部と頚胸部とへ枝分かれします。大迎・頬車・下関・頭維穴は頭部へとつながる胃経のツボで、経穴(ツボ)のある所から歯痛、顎関節痛、頭痛、顔面神経麻痺、三叉神経痛などの治療に使われますが、今回は頭痛についてです。
頭痛には大きく一次性頭痛、二次性頭痛に分けられ、一次性頭痛には3つのタイプがあり、その中でも緊張型頭痛が多く、身体的・精神的ストレスが要因となって、頭部へとつながる神経・血管の調整機能がうまく働くなることが頭痛の原因と言われています。
同じ姿勢での作業や繰り返しの動作、不良な姿勢などの身体的ストレスやイライラや不安でいろいろと考えてしまうなどの精神的ストレスが頭痛の引き金となります。そのため、身体的、精神的ストレスを適切に解消することが大切となります。
exit_to_app
「頭痛はいろいろ、三大慢性頭痛と鍼灸治療」
筋疲労の解消と鍼灸施術のすすめ
首すじや肩のコリ、背中の張りなどは、不良な姿勢や同じ動作の繰り返しで、過度に伸ばされたり、縮んだ状態が続くことで筋肉が傷ついたり、血流が悪くなり老廃物が蓄積するなどから筋疲労を起こします。
筋疲労の解消には筋肉に対して直接刺激できる鍼灸施術は、ひずんだ筋・筋膜を修正・補整し筋肉の滑走性を改善することで伸び縮みをよくしたり、血流を高めことで老廃物の蓄積を解消することでき回復力を高めます。
自律神経を整える鍼灸施術のすすめ
緊張型頭痛では、筋疲労だけでなく人間関係や環境変化などの精神的ストレスから脳や腸が疲労すると、自律神経のバランスが悪くなりストレスへとつながるため、精神的ストレスを溜めない工夫も必要となります。
自律神経は交感神経部と副交感神経のバランスから成り立っています。このどちらかが強く興奮したり、働きが悪くなることでバランスが崩れ自律神経が不安定となります。
不安定となった自律神経を整えるには、生活リズムを見直し、運動や食事など簡単のようでなかなか難しいかったり、実感できるまで時間がかかることもあります。鍼灸治療は、経穴(ツボ)への刺激により興奮した神経を抑えるだけでなく働きが悪くなった神経を活性させることで自律神経を整えます。
鍼灸治療は経絡ネットワークのアクセスポイントとなる経穴(ツボ)を刺激することで、生体維持に必要な筋・筋膜・神経・血管の調整機能を修正・補整し効果的に症状を改善させることができます。
頭痛と神経・血管と胃経のツボ、大迎・頬車・下関・頭維穴
神経・血管の調整機能の乱れの原因となっている筋疲労や自律神経の改善も大切ですが、痛みをできるだけ早く解消するためにも、痛みを起こしている神経・血管と関係する経穴(ツボ)へのアプローチは痛みをやわらげるには効果的で、胃経の頭維穴はその1つになります。
頭維穴は、こめかみの上あたりにある経穴(ツボ)で、頭維穴までのながれとして足陽明胃経は、顔の前から下顎にある大迎穴で分岐したあと頬車穴から上行し、下関穴から胆経の上関(客主人)、懸釐、懸顱、頷厭と交わりながら通過し頭維穴で胃経は終わりますが、流れは止まらず額中央で督脈の神庭穴と交わります。
このように顔面・頭部は経穴(ツボ)が多いことから交会穴も多く、鍼灸施術は交会穴を通して作用が広がっていきます。
exit_to_app
「地倉・大迎・頬車穴」
exit_to_app
「下関・頭維・人迎穴」
大迎・頬車・下関・頭維穴には顔面神経・三叉神経の枝や顔面動脈や浅側頭動脈など、神経・血管のネットワークがあり、頭痛だけでなく顔面神経麻痺、顎関節痛などと関係が深い経穴(ツボ)になります。
<胃経・大迎・頬車・下関・頭維・頭痛・鍼灸>