南接骨院・鍼灸院
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秋から冬へ、病も傷(ケガ)も体の冷えから

日々是はり灸接骨日和
ニュースレター2021vol.4

秋から冬へ、病も傷(ケガ)も体の冷えから

今年は、東京オリンピックが開催されたため、10月のスポーツの日が移動となりましたが、暑さも落ち着きスポーツには良い気候となります。ただ、10月に入ると寒露、霜降、立冬と秋も深まり冬へと移り変わっていきます。特に朝晩が冷え込むようになり、寒気に注意が必要です。

涼しさから寒さへ変わるこの時期ですが、日中は暖かな日もありスポーツやレジャー、家事などでは汗ばむこともあるため、寒気の入った冷たい風で体を冷やしてしまうと病やケガの原因となります。
首筋が冷えれば風邪をひきやすく、足が冷えれば筋肉の引きつりを起こしやすくなり、体の冷えは、万病だけでなく万傷のもとにもなります。

急な筋肉の引きつり、足の痙攣

足の痙攣と書くと、ふくらはぎの痙攣なのか足趾の筋肉の痙攣なのかわからなくなりますが、足というと足首より先となるため、ふくらはぎの場合、脚の痙攣と書いた方がいいのか悩みます。ただ、脚となるとスネ、太腿も含まれてしまうため悩むところですが、すべて脚に起こる筋肉の痙攣ですので、どちらでもいいのかもしれませんね。

ふくらはぎの痙攣

一般的にふくらはぎの痙攣をこむら返りと言います。ふくらはぎはというと、下腿三頭筋(腓腹筋とヒラメ筋)を指します。

ふくらはぎは、足先に循った血液を心臓に押し戻す重要な筋肉で、走ったり、跳んだりと多くのスポーツでよく使われる筋肉です。また、散歩や立ち話でも負担がかかるため日頃から疲労が溜まり易い筋肉でもあります。

ふくらはぎは、使い過ぎによる過度の筋疲労や長時間立っていたり、座っていたりすることで血液がうっ滞し、循環が悪くなることで痙攣の原因となります。
このような状況で足が冷えるとさらに血液循環が悪くなり、痙攣を起こしやすく、時に強い痙攣の原因にもなります。

ふくらはぎの痙攣と肉離れ

ふくらはぎの痙攣を繰り返したり、強く長い痙攣が治まった後、痛みが引かず残ることがあります。ふくらはぎを圧迫すると痛む、歩くと痛みを感じる場合は、肉離れを起こしている可能性があります。肉離れは、軽い肉離れでも再発しやすく繰り返すことで悪化していきます。ひどくなる前に治療を受けるようにしてください。

このように肉離れは、スポーツだけでなく些細なことでも起こります。筋肉痛と思っていたら肉離れを起こしていたということもあるため、不安を感じたら接骨院・鍼灸院にご相談ください。当然ですが肉離れでは、骨に異常は見つかりません。

ふくらはぎの冷えは、腰痛に!

ふくらはぎの冷えは、痙攣や肉離れを起こすしやすくしますが、その他にもふくらはぎから離れたところで、腰痛を起こすこともあります。

ふくらはぎと腰痛の関係

ふくらはぎと言われている下腿三頭筋は、アキレス腱となって足首を動かすだけでなく、膝の後で大腿部とつながり膝を曲げる筋肉にもなります。この時、膝を曲げる主な筋肉であるハムストリングスと呼ばれる大腿二頭筋と半腱様筋、半膜様筋の筋群とつながり、このハムストリングは、骨盤へとつながっていくため下腿三頭筋が硬くなると骨盤に影響し、結果、腰痛の原因となっていきます。

痛みと離れた原因と離れた治療穴

鍼灸施術では、経脈と呼ばれるツボのつながりがあり、これは、腰椎の外側を通りながら殿部、大腿後面、下腿部の後面から足先までとつながる流れとなり、この経脈を足の太陽膀胱経と言います。筋肉と膀胱経は、同じようなつながり方となるため腰痛の治療では、この膀胱経のツボを治療のツボとしてアプローチすることが多くあります。

痛みがある時は治療を!

汗ばみ冷えるこの季節は、腰痛、足の痙攣、肩の痛みなどを起こしやすくなります。また、スポーツでは、筋肉は温まりにくく、冷えやすいため筋肉を傷めるケガも多くなり、ウォームアップとクールダウンは大切となります。

日中の筋疲労が取れるようにお風呂上がりには、ストレッチ体操などで硬くなった筋肉をゆっくりと伸ばしたり、足を枕に乗せ心臓より高くしてあげることで、血液の心臓への戻りを助け、むくみや疲労を取ることができます。
また、ストレッチ体操と併せて、経絡に沿っての経絡マッサージや足趾のグー・チョキ・パー体操など自分でできることもありますが、痛みがあったり、疲労が強いときは、接骨院・鍼灸院にご相談下さい。

はじめよう鍼灸~足の痙攣、肉離れ

今回のテーマは、体の冷えと筋肉のケガということで、筋肉のケガや予防の鍼灸・吸角施術についてです。
吸角施術は、カップ状の道具を使い皮下を刺激する施術でカッピング、吸い玉とも呼ばれています。

筋肉をほぐすマッサージ前に吸角

マッサージは、筋肉の疲労を回復するにはおすすめできる施術で、アプローチ方法によって皮下から筋肉にかけて刺激をすることができ、血行を良くしたり、筋肉を弛めたり、血液やリンパを押し出す、送り出すことで流れをよくし機能を回復させていきます。刺激的には、押圧になります。

吸角施術は、皮下から筋肉かけて吸い上げる陰圧刺激となるため、血液やリンパを集めて留め、これを解放することで血流よくしたり、皮下組織と筋・筋膜の癒着を取ることで筋・筋膜の歪みを改善し血液、リンパの循環を良くしていきます。

皮下や筋肉を刺激するとことには変わりありませんが、刺激作用が逆になり、マッサージ前に吸角施術を行うことは、集めた血液、リンパをマッサージでしっかりと押し流し、筋・筋膜の歪みを整えることができ、結果、代謝を高めることができます。
このため、疲労が強い、冷えがつらい方には、マッサージと吸角施術を組み合わせた施術がおすすめとなります。

肉離れに鍼施術

肉離れは、筋膜や筋線維が傷んでいるため修復するときに硬くなり、しこりのように感じる場合もあります。これは、皮膚でいうとかさぶた状態です。かさぶたは、修復が終わるとキレイに剥がれおちるのですが、筋肉では、剥がれるのではなく吸収されて元の状態に戻っていきます。
修復後、硬くなった筋肉が残ってしまうとその部分の伸び縮みが悪くなり、柔軟性の低下で再損傷したり、正常な筋肉に負担がかかるようになります。このため、できるだけ元の柔軟性のある筋肉に戻す必要があります。

鍼施術は、硬くなった筋肉に対して直接刺激することができ、硬くなった筋肉や周囲の血流をよくし吸収を促すことで、ストレッチやマッサージの効果を高める事ができるため、肉離れの治療には、鍼施術を取り入れた理学療法がおすすめとなります。

ふくらはぎの鍼

筋肉のケガは、しっかりと治すことが再発の防止にもつながります。

食べて元気!旬の食材~ぎんなん

秋の旬の食材として、ぎんなん、えりんぎ、さつまいも、柿、りんご、さけ、さばなどがあります。

秋の旬、ぎんなん

栄養はというとβ-カロテン、ビタミンC、カリウム、マグネシウム、鉄、リンなどが含まれていて、薬膳では、肺を潤し咳や痰を抑える働きやトイレが近くなる季節、頻尿の改善であったり、β-カロテン、ビタミンCが含まれるため、粘膜を強くし免疫力アップにも役立ちます。

ぎんなんというと茶碗蒸しにコロッと入っているイメージがありますが、炊き込みご飯、かき揚げ、塩昆布和えなどのレシピもあり、気に入ったレシピで秋の旬を美味しくいただいて、元気に過ごしましょう。

寒気が強くなり、空気が乾燥し始めるこの季節には摂っておきたい栄養ですが、ぎんなんには、中毒性があるため食べ過ぎに注意してください。

あとがき

コロナの波が来ては引いてと繰り返しています。この状況を見る限り、なかなか収まる様子はなさそうです。
感染予防のためにも健康を保つことは大切です。栄養を摂ること、適度に運動をすることで免疫力を高め、手洗、うがい、消毒などの感染防止対策を続けながら上手に気分転換をして生活を続けていくしかないようです。また、コロナワクチンを接種された方でも感染をすることがあるため、感染を広げる可能性もあります。ワクチンで無敵にはなりませんので、未接種の時と同じように注意しながら生活するようにしてください。

東洋医学では、これからの時期、肺の活動が高まる時です。肺の活力が弱くなると免疫力が低下したり、空気の乾燥などで咳、痰などが出たりします。肺の機能を守るためにも、のどの粘膜を傷めないように加湿やうがいをするようにして、しっかりと睡眠を取るようにしましょう。
※東洋医学と西洋医学では、肺の役割は少し違います。

夜も長くなり、冷え込むようになってきます。ホットココアやハチミツミルクなどで体を温めながらゆっくりと趣味の時間を過ごして下さい。

健康を維持するためのスポーツやトレーニング、関節や筋肉のケガによる痛みの治療についてなど、接骨院・鍼灸院ニュースレターです。
トレーニングや食事などの記事については、体調、体質に配慮して自己責任でお願いいたします。

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