上脘(CV-13)
由来
上脘(じょうかん)の「脘」は管を意味し、胃の内腔を指す。胃の上部に位置することから名付けられる。
※由来には、諸説あります。
要穴
- 任脈、足の陽明(胃経)、手の太陽(小腸経)の交会穴(甲乙)
ツボの位置
腹部、前正中線上で臍の上5寸。

主治・作用
- 呼吸器系の病症
- 咳嗽、喘息、多痰、喀血
- 消化器系の病症
- 胃脘痛、腹痛、腹脹、腹鳴、嘔吐、吃逆、食後不振、下痢、霍乱、つわり、黄疸
- 循環器系の病症
- 卒心痛、心中煩熱、驚悸、動悸
- 神志の病症
- 癲狂、癇証、頭暈、瞑眩
- その他の病症
- 身熱、無汗
- 和中降逆
- 清熱化痰
局所解剖
- 筋・筋膜
- 皮膚-皮下組織-白線-腹横筋膜-腹膜外脂肪-腹膜
- 血管・神経:浅層
- 浅腹壁静脈の枝
- 第7肋間神経前皮枝
- 血管・神経:深層
- 第7肋間神経前皮枝
その他
別名:上管、胃管、胃脘
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