南接骨院・鍼灸院
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手の腱鞘炎、ドケルバン病と偏歴というツボ

日々是はり灸接骨日和
ピックアップ記事2023vol.02

手首の痛みと腱鞘炎のツボ

手の腱鞘炎の一つに、母指を動かす腱が炎症を起こし、母指や手首が痛くなるドケルバン病があります。ドケルバンは、母指を動かす腱の鞘、腱鞘で炎症を起こしているため、 患部近くの偏歴穴や偏歴穴と同じ陽明大腸経ライン上の手三里、曲池に施術ポイントを取ります。

偏歴穴

今回は、手首の痛みの中でも女性に多い腱鞘炎(ドケルバン病)への治療穴をピックアップしてみました。

由来

「偏」はそれる、外れる。「歴」は経過、経歴という意味で、手陽明大腸経から別枝をだして手太陰肺経に流れるためで、本経の絡穴となります。

偏歴穴
位置

陽谿と曲池を結ぶ線上で、陽谿から1/4(約3寸)のところ。

exit_to_app偏歴穴詳細

腱鞘炎のはり灸施術

ドケルバン病は、短母指伸筋、長母指外転筋の腱鞘が炎症を起こしているため、患部近接を中心に経絡、経筋上のツボを選び、痛みの軽減と血行改善による消炎、組織の柔軟性や滑走性の改善を目的にアプローチをします。

腱鞘炎とホルモンバランス

腱鞘炎は、女性に多く見られる障害で、手指の使い過ぎだけでなく女性ホルモンが関係していると言われています。そのため、長引く痛みや繰り返す場合は、ホルモンバランスを整えることを考慮した、調整施術が必要となることもあります。

※ツボの選び方は、体調や症状で変わります。

あとがき

5月、6月は、連休明けの疲れや梅雨も近づき湿度が高くなり体調も崩しやすい時期でもあります。肉体的疲労だけでなく、自律神経のバランスも不安定になりやすく、倦怠感や頭重、肩こりなどの症状があらわれたりします。
はり灸治療は、心を落ち着けるリラックス効果がり、筋疲労だけでなくメンタルからの肩こりにもおすすめです。

ピックアップ記事は、運動や食事、鍼灸治療など健康に関わることについてニュースレターの補完として掲載しています。

トレーニングや食事などの記事については、体調、体質に配慮して自己責任でお願いいたします。

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