吸角施術で肩こりや張り疲れを解消-僧帽筋-
吸角・吸い玉・カッピング施術-僧帽筋-
日々是はり灸接骨日和ピックアップ記事2022vol.02
blur_linear肩こり、背中の張りに僧帽筋へ吸角施術
僧帽筋は、肩甲骨と体幹をつなぐ筋肉で、運転などでハンドルを握る、キーボードを打つなど腕を前に伸ばす姿勢や荷物を持つ動作などで僧帽筋は使われます。このような姿勢や動作は、日常、繰り返すことも多いため疲労が溜まりやすい筋肉といえます。
僧帽筋は肩のコリを強く感じる筋肉で、この筋は背骨を挟んで左右にあり、偏った緊張が体の歪みを起こす原因にもなるため筋肉の疲労を取り、緊張を弛めることが大切です。
今回は、肩のコリや背中の張りがなかなかほぐれない方に吸角施術のすすめです。
offline_pin僧帽筋を中心に吸角施術
吸角は、丸いカップ状の器具で皮膚を吸い上げる施術で、カッピング、吸い玉とも呼ばれていて、マッサージのように皮下組織に圧をかける押圧刺激とは反対の吸い上げる引圧刺激で皮下組織や筋肉を刺激し、筋膜の癒着の解消や血行の改善をはかり、東洋医学でいうところの気血の滞りを解消することで肩こりを緩和できます。



※吸角の位置や数は体型により変わります。
首の付け根辺りから肩甲骨の下あたりまでと僧帽筋は広く、背骨に沿って吸角を付けたあと、その状態で少し置いてから取りはずしますが、施術部位の反応により、ゆする、捻るなどの刺激を加えることもあります。
皮下組織が硬く、筋膜との癒着が強いほど皮下出血が強くあらわれ、消えるのに時間がかかる傾向にあります。個人差はありますが、吸角痕が消えるには3~7日程度かかります。
鍼灸施術と吸角施術どちらも肩こりの緩和・解消にはおすすめできる治療で、体調に合わせて交互に受けられる方もいます。鍼に不安を感じている方には、施術痕の問題を除けば、吸角施術は受けやすい施術だと思います。
exit_to_app「吸角・吸い玉・カッピング療法」
頑固な肩こりには僧帽筋への鍼通電
日々是はり灸接骨日和ピックアップVol.05-No.03
exit_to_app「肩こりの解消と僧帽筋への鍼灸治療」
あとがき
吸角施術は、吸い玉、カッピングとも言われていて、いろいろな大きさ、形があり、目的も痛みや体調不良の治療から美容痩身と広く使われています。 吸角はポコポコと丸い痕がつくことが特徴ですが、すぐに消える人もいれば、なかなか痕が消えていかない人もいるため、痕がどれくらいで無くなるのかはっきりと言うことはできませんので、とりあえず温泉旅行の1週間前は避けた方が周囲の方に驚かれずにすむと思います。
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- 掲載日:2022/05/10
- 更新日:2024/10/01
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