腰の筋肉が張って痛む腰痛に志室と肓門
このツボ、ここに鍼!腰痛のツボ
日々是はり灸接骨日和ピックアップ記事2021vol.01
腰痛も色々とありますが、腰痛治療のツボも色々あります。
今回は、腰を支える筋肉である腰方形筋と関係のある志室穴と肓門穴です。
腰方形筋と肓門、志室
肋骨、腰椎と腸骨を繋いでいる腰方形筋は、姿勢、歩行など骨盤と関連することが多く、過度の運動や不良姿勢でストレスがかかり痛みを起こします。腰方形筋の過度な筋肉の緊張は、骨盤の歪みをつくることにもなるため、腰痛や疲労感がなかなか改善しない原因にもなります。
腰方形筋
offline_pin作用
- 骨盤を引き上げる
- 脊柱を同側に曲げる(側屈)
- 脊柱のの伸展
- 強制呼吸で第12肋骨を固定する
offline_pin始まりと終わり
- 起始:腸骨稜の後部
- 停止:第12肋骨、第1~4腰椎の横突起
- 神経:腰神経叢(T12、L1-3)
肓門穴
足太陽膀胱経に属すツボ
offline_pinツボの位置
第1腰椎の棘突起下から外に3寸。
志室穴
足太陽膀胱経に属すツボ
offline_pinツボの位置
第2腰椎の棘突起下から外に3寸。

肓門穴、志室穴は、腰方形筋上にあるツボとなり、腰痛の原因となっている筋肉の過度な緊張を取るツボとなります。また、ツボ(経穴)は、筋肉の緊張を弛めるだけでなく、過度なストレスで弱くなった筋肉を刺激し活性しバランスを取るためにも使われます。
ツボは、経脈というつながりの中での鍵となる点です。ローカルステーションであり、高速道路でいうならインターチェンジとなり全身各所を繋いでいます。
今回の肓門穴、志室穴は、腰痛の治療以外にも、泌尿器、婦人科疾患、不眠などにも使われます。
はり施術で痛みを改善
はり施術は、過度に緊張した筋肉、疲労して弱くなった筋肉を改善し、体幹を支える力を高め、筋バランスを整えることができます。また、運動法、マッサージなどの手技施術と相性が良く、組み合わせることでより効果的に痛みを改善することができます。
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