公孫(SP-04)
由来
公孫(こうそん)とは、古代諸侯の孫を「公孫」と呼び、この部位は脾の絡脈の分枝があることから公孫と名付けられる。
※由来には、諸説あります。
要穴
- 本経の絡穴
- 八脈交会穴の1つ
- 衝脈と交わる
- 本経の原穴(千金)※霊枢では太白
ツボの位置
足の内側縁で、第1中足骨底の前下方
主治・作用
胃痛、嘔吐、下痢、消化不良、腹鳴、腹脹、痢疾、血便、便秘、多飲
不眠、妄言などの精神疾患
月経不順、崩漏、帯下
顔のむくみ、浮腫、足底の熱感・痛み
- 理気寛胸
- 降痰除煩
局所解剖
- 筋・筋膜
- 皮膚-皮下組織-母趾外転筋-短母趾屈筋-長母趾屈筋腱
- 血管・神経
- 足背静脈の属枝、内側足底動・静脈の分枝あるいは属枝
- 伏在神経、内側足底神経の分枝
その他
経脈篇「其の支なる者は入って腸胃を絡う。厥気上逆するときは霍乱す。実するとき腸中切痛し、虚するときは鼓脹す。之を別るる所に取る」
厥気は逆上する気でのぼせる気、霍乱は急性胃腸炎
掲載記事
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