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筋膜リリースに鍼と理学施術

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筋膜リリース

肩こり、腰痛、五十肩などの運動器の疾患で、関節や筋肉の痛みが長引いたり、再発を繰り返す場合、筋膜の癒着や歪みが原因となっていることがあり、この癒着や歪みを解消することを筋膜リリースといいます。

check_box筋膜の癒着と歪み

筋肉や靱帯、血管や神経が重なり合うところでは適度な柔軟性と遊びが必要ですが、その遊びがなくなった状態が癒着、筋膜の張力が偏った状態が歪みで、筋膜に癒着、歪みが起こると柔軟性や滑走性が低下し痛みを起こします。

筋膜はFascia

筋膜は、Fasciaの一つで、Fasciaは筋肉だけでなく靭帯、脂肪組織、腱など、さまざまな組織を包む膜の総称です。

check_box筋膜リリースの方法

  1. ハイドロリリース
  2. 鍼施術
  3. 理学施術

1のハイドロリリースは、病院で行われているリリース方法となるため、当院では、2の鍼施術と3の理学施術でのアプローチとなります。
※理学施術:温熱、通電などの物理療法、マッサージ、運動法など

鍼によるリリースでは、筋膜の癒着があるポイントだけでなく、歪みの修正を考慮して施術を進めて行きます。

歪みの修正

筋膜は筋肉を包む膜ですが、隣接する他の筋膜と連続しながら関節の可動性や支持性を保っています。筋膜の一部に歪みが起こると筋膜の連続性から他の筋膜に歪みが広がり、痛みが長引いたり、再発の原因となります。

痛みの原因となっている癒着を解消しても痛みが取れない、再発するなどの場合は、癒着をなぜ繰り返すのかが重要となり、歪みの修正を含めて治療を進める必要があります。

check_box筋膜の歪みと鍼治療

鍼灸治療では、古くから筋肉の連続性を縦につなぐ筋道と考え経筋と呼び、関節や筋肉の痛みは、経筋上の癒着や歪みによるバランス不良が原因として、系統別に十二の経筋に分け治療を行ってきました。これは、解剖学的筋膜の連続性(経線)と類似しており、経筋治療を裏付けるかたちとなります。

経筋治療では、痛みがどの経筋走行上にあるかを判断し。患部だけでなく歪みの修正に適切な治療ポイント(経穴または反応点)を見つけ治療を進めていきます。これは、鍼灸治療では、偏りのないバランスの取れた状態と滞りなく力が伝わる疏通状態に調整することが重要となるためです。

筋膜の調整を行う上で鍼施術は、筋膜に直接アプローチでき、歪みを効果的に改善できる点がお勧めできるポイントとなります。

check_box鍼治療と理学施術の重要性

運動器の疾患では、患部の痛みの解消だけなく、運動動作での可動性と支持性がポイントとなるため、鍼治療によるリリース施術後、理学施術による運動法やマッサージで関節や筋肉の柔軟性や動作性を高めることは、回復効果だけでなく、再発予防やリコンディションニングとして重要で、それぞれの特性を生かしながら効果的に治療をすすめることが大切となります。

急な痛み、長引く痛みとコンディショニング

鍼灸施術や理学施術は、筋筋膜の調整以外にも鎮痛、血行改善、筋緊張の緩和などの作用からも慢性痛だけでなくねんざ、打撲、挫傷(肉離れ)などの急性のケガや繰り返し動作によるスポーツ障害など、運動器疾患の治療やケガの再発予防、パフォーマンスの向上や改善などスポーツコンディショニングとしてもおすすめできる施術であり治療法です。

check_box鍼は怖いから痛い

鍼は、鍼管という管の中に鍼本体を通して施術を行いますが、患者さんによっては、治療ポイントを指で触れたり、鍼を刺入する前に鍼管が皮膚に触れただけで痛い!と反応される方もいらっしゃるので、鍼は痛いから怖い!ではなく怖いから痛い!と感じてしまうのではと思います。

鍼と鍼管
左が鍼管 右が鍼

注射針と鍼施術での鍼は、形状や太さなどまったく違うのもです。鍼の施術に使用する鍼の太さは、当院では、0.18mmが中心となりますが、注射針は25ゲージで0.5mmですので、半分以下と細く注射針と比べ刺入痛は少ないと思います。

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