座り疲れに体操と腰の張り痛みに鍼灸と接骨治療
座り方と工夫と骨盤
日々是はり灸接骨日和ニュースレター2020vol.1
お正月は、海外、国内と旅行に出掛けられたり、スキー、スノーボードなどレジャーに行かれる方が多いかもしれませんが、自宅でお正月番組を観て過ごす方も多いのではないでしょうか。
お正月はゆっくりとテレビの前で駅伝を観たり、隠し芸を観て過ごすのもお正月の楽しみ方ですが、長く座っていると腰や脚が痛くなります。
今回は、座り方と腰の痛みについてです。
座り方と股関節や腰の疲れ
座る姿勢はいろいろ
- 椅子に座る
- 正座する
- 胡座
- 横座り
- 座椅子に脚を伸ばして座る
座り方に色々ありますが、畳での生活されている方は、胡座、正座、横座りなどの座り方になると思います。どの座り方でも座るときは背筋を伸ばして座るようにすれば、腰の負担も少なくなりますがリラックスした感じにはなりませんね。
座り方での問題
胡座や脚を伸ばしての座り方ですと、腰骨が後に曲がってしまう後弯傾向になります。
正常な腰骨は前に曲がる前弯状態ですので、後弯が長く続くと立ち上がって腰骨が元に戻るときに負担がかかり痛みを起こす原因になります。
座る姿勢を考えると椅子に座るのが一番よいということになるのですが、お尻を浅くかけて背もたれにもたれる座り方ですと、胡座と同じように後弯になってしまうため、椅子に腰掛けても深くかけるようにしましょう。
胡座や横座りの工夫
胡座や正座、横座りでは、膝を深く曲げるため腰だけでなく膝への負担も大きく、少し工夫が必要となりまります。膝の負担を減らすには、座布団やマクラなどのを入れてお尻を少し高くすることで、膝の負担が減り腰も伸びて腰椎の後弯が減ります。
背骨に負担が少なく姿勢にやさしい座り方は意外と難しいのですが、腰が後ろに曲がり背中が丸くなるような姿勢を避けるような座り方ができているか一度、チェックしましょう。
座っている姿勢と股関節
座っていることで共通するのは股関節を曲げていることです。
股関節を曲げている姿勢は、鼠径部は縮み圧迫され、後側の殿筋部は反対に伸ばされることになります。長時間の座位では、前面にある腸腰筋や大腿直筋は縮んだ状態が続き伸ばし難くなり、立ち上がりの動作で股関節が伸びる時に筋肉が硬く縮んでいると、骨盤や腰骨を前方に引き出すため腰に負担がかかり腰痛の原因となます。また、鼠径部の圧迫が続くと血液やリンパの流れにも影響するため脚の冷えやむくみ原因にもなります。
腰、股関節を伸ばす体操
長時間の座位は腰、股関節に負担がかかるので股関節を伸ばす体操をしましょう。
今回は、立位でのストレッチとなるため高齢者の方は、転倒予防として必ず壁やテーブルなどに手を置き支えるようにしてください。
1日1回は体を動かして、股関節を伸ばすようにしましょう。
おすすめトレーニング・ストレッチ
腰と骨盤の痛みに鍼灸
一般に腰が痛むというと腰骨(腰椎)だけでなく骨盤までの範囲を指すことが多く、腰骨と骨盤とのつながり部分は、痛みを起こしやすいところでもあります。 腰は立っていても座っていても上半身を支えているため疲労が溜まり、立ち仕事、座り仕事などで足腰に疲れが溜まると突然のギックリ腰を起こす原因にもなります。
腰痛と脚のツボ
鍼灸治療では、腰の痛みに腰のツボだけでなく、経絡のつながりから脚のツボは重要な治療穴になります。 腰痛治療の代表的な脚のツボとして、膝窩部にある委中穴があります。この委中穴は、足の太陽膀胱経という経絡に属し、坐骨神経上にあるため、腰痛だけでなく坐骨神経痛の治療穴としても使われるツボでもあります。
鍼施術は、体外からの侵襲刺激となるため、生体反応を強く引き起こします。ツボは効果的に生体反応を引き出すポイントであり、鍼灸施術は、経絡の反応から適切なツボを組みあわせ、効果的に治療を進めることができます。
85%が原因を特定できない腰痛
exit_to_app「腰痛・ぎっくり腰の改善治療」
背骨周辺のツボは自律神経との関連も深く、筋肉の疲労や痛みを取るだけでなく、体調を整えるツボでもあります。
鍼灸施術は、血行改善、筋緊張の緩和などの作用から、硬くなった筋肉を弛め、疲労感を取り除くことができます。
痛みの治療だけでなく、腰痛予防として鍼灸治療をオススメします。
食べて元気!~黒豆
お正月のおせちの定番、黒豆、お正月に美味しく頂く黒豆にはたくさんの栄養が含まれています。
- 植物性タンパク
- ポリフェノール(アントシアニン、イソフラボン)
- ビタミン(E,B1、B2など)
- ミネラル(カリウム、マグネシウム、カルシウム)
- 食物繊維
- レシチン
タンパク質、ビタミン、ミネラルとバランスの良い食べ物です。
指先の運動をかねて、黒豆を一粒ずつ箸でつまみながら脳も体も元気にしましょう。
あとがき
平成から令和へと元号が変わり、元年から2年へと進んで新元号気分も少し落ち着きます。
平成では、懐かしの昭和歌謡などのTV番組がありましたが、令和になり平成歌謡の特番ができるそうですね。
健康を維持するためのスポーツやトレーニング、関節や筋肉のケガによる痛みの治療についてなど、接骨院・鍼灸院ニュースレターです。
トレーニングや食事などの記事については、体調、体質に配慮して自己責任でお願いいたします。
- 掲載日:2020/01/01
- 更新日:2024/10/01
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肩・腰・手腕・脚・健康とニュースレター、ピックアップを分類して掲載してあります。
sentiment_very_dissatisfiedケガと障害の治療
日常生活やスポーツでのケガや障害を首や腰、肩、肘、手首、膝、足首、股関節など部位別で原因や症状、治療方法などを掲載しております。
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