南接骨院・鍼灸院
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経絡に沿って乾布摩擦マッサージで元気に!

東洋医学とあん摩・指圧・マッサージ

日々是はり灸接骨日和
ニュースレター2021vol.1

健康法も流行がありますので、今は、ヨガなどの運動が主流かもしれませんが、寒い冬を元気に過ごす方法として乾布摩擦あります。昔は、良くテレビで大人から子供まで寒空の中、裸になって体をタオルなどで擦る映像がよく放送されたりしましたが、最近ではあまり見かけませんね。
今回は、昔ながらの健康法として、乾布摩擦を取り上げてみました。

乾布摩擦で元気に!

乾布摩擦は、屋外で裸になって、タオルなどで体をゴシゴシとこするイメージですが、冬空の下、裸になるのはあまり健康的ではないため、屋内でゆっくりとカラダを擦って肌を刺激し、血管、リンパの流れが良くなるよう大きく体を動かすようにして、体操とマッサージを兼ねて行ってみましょう。

摩擦は、擦るより擦る

テレビなど見る乾布摩擦は、気合いを入れてタオルでゴシゴシというイメージでしょうか?時々、タワシという強者もいるようですが、肌が赤くなるほど擦るのは肌が丈夫な方はいいのですが、子供や肌の弱い人はゴシゴシと擦ると肌を傷めてしまいます。摩擦というと「こする」イメージですが、擦る(こする)ではなく、擦る(さする)ですね。乾布摩擦というより乾布マッサージと表現した方がよいのかもしれません。柔らかなタオルや素手でスーッとサラッと流すような感じで、マッサージ感覚で行うようにするようにしましょう。

部屋を十分に暖める

寒風摩擦のイメージはありますが、乾布摩擦を行う場合は、暖かい部屋で行う方が体の負担もすくなく安全ですし、寒空よりは、長続きします。心臓疾患、脳血管疾患、皮膚疾患や皮膚が弱い方など、体調に問題がある方は十分注意して行うようにしてください。温度環境や肌を強く擦り過ぎないなど、注意を守りながら行えば危険も少なく手軽な健康方法です。

経絡の流れに沿ってマッサージ

乾布摩擦を始めるのにあたり、手から?足から?体から?と肌をこする順番が気になると思います。 あまり複雑に考えなくてもいいと思いますが、順番の目安があるとやりやすいと思いますので、まずは、ツボのつながりで進めてみてください。
気の流れとなる経絡は、体をくまなく循っているため、経絡に沿って刺激していくことで全身をマッサージすることができます。
経絡を目安に乾布摩擦することをおすすめします。

経絡乾布摩擦流れ
呼吸も合わせて

自分で全身を擦る乾布摩擦は、手を動かしたり、屈んだりと体操ですので、呼吸を合わせてゆっくりとおこなうようにしましょう。また、タオルでスーッと全身を擦ったあと、冬の乾燥肌へのスキンケアを兼ねてボディークリームを手のひらで同じようにマッサージをしながらサラッと塗ることで肌をケアすることができます。

乾布摩擦で健康と美容と効果

乾布摩擦は、肌を刺激し血、気の巡りを良くして健康な体を保つ事で病気の予防に良いと考えられています。また、体に触れることで、肌の状態や皮膚の温度差、筋肉の張りなどを感じたり、知覚を刺激することで脳への刺激にもなり、擦ることによるマッサージの効果で、末端までしっかりと血液やリンパが巡り老廃物の代謝や排泄を助けますので、手足の冷えや美容にも効果的です。

食べて元気

お正月と温かな食べ物

お正月の温かな食べ物というとお雑煮でしょうか?お雑煮は地方で作り方や中に入れる具材など色々のようですが、メインの餅についても焼いて入れる、とろけるほど煮込むなど色々のようです。 地域の違いには驚くこともありますが、ぜひ、このお正月は個性的なお雑煮で家庭の味を楽しんでください。

お雑煮イラスト

あとがき

鍼灸では、肌は外邪と接する場所で侵入を防ぐ壁と考えられていて、鍼灸治療では体の状態を知る大切な情報源ですので、乾布摩擦で肌や筋に直接触れることは、自分の体を知る機会にもなります。本当に効果が有る、無いなど意見は様々ですが、寒い冬、自宅簡単にできる健康法ですので、経絡を刺激する体操マッサージと考えてチャレンジしてみてください。

健康を維持するためのスポーツやトレーニング、関節や筋肉のケガによる痛みの治療についてなど、接骨院・鍼灸院ニュースレターです。
トレーニングや食事などの記事については、体調、体質に配慮して自己責任でお願いいたします。

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