外傷・障害

大腿部のスポーツ外傷・障害

大腿部のスポーツ外傷・障害

スポーツ外傷ではスポーツの種目や年齢、性別により様々なケガや障害が発生します。
大腿部に発生するケガや痛み、違和感などの代表的な外傷・障害をピックアップしてみました。

※一般の方に分かりやすくを心がけておりますが、不明な点がありましたらご相談下さい。

blur_linear大腿部の構造

大腿骨は、人体で最も長い管状骨で、上部(体幹に近い部分:近位または中枢側)は股関節にて骨盤と連結し、下部(遠位または末梢側)は膝関節にて下腿の骨と連結します。
股関節と連結する部分が大腿骨頭になり様々な障害を起こしやすい部分でもあります。

大腿部の構造

骨頭と大腿骨の管状部分は、直線ではなく角度があり、大腿骨の中心からも捻れもあります。
大腿骨には骨盤からつなぐ筋肉と下腿へつなぐ筋肉があり、主な筋肉としては、大腿四頭筋、大腿二頭筋、薄筋、恥骨筋、長内転筋、大殿筋、中殿筋、小殿筋、腸腰筋などがあり、これらの筋肉よって股関節や膝関節を動かします。

blur_linear大腿部に発生する主なケガ・障害

ケガ・障害をできる限り簡潔にですが説明してみました。
スポーツなどで骨盤、大腿部に痛み、違和感、不快感がある方は単純な筋肉痛、筋疲労でない場合もありますので参考にして頂ければと思います。
詳細や治療方法などは、今後、個別に掲載していきます。

check_box肉離れ

スポーツ活動で、瞬発的なスピード動作で発生しやすく、筋に過度の伸展負荷が加わることで起こる筋肉の損傷です。
陸上競技、サッカー、ラグビーなどダッシュ、ストップを繰り返す競技で多くみられます。
肉離れの頻度が高い筋としては、大腿の後の筋肉であるハムストリングス(大腿二頭筋、半膜様、半腱様筋)が挙げられます。

筋損傷を起こす要因としては、筋の柔軟性、筋力低下、筋疲労、ウォーミングアップ不足などが挙げられますが、骨盤の動きや体幹バランス、下肢の筋バランスなどが関係することもあります。

info症状

受傷時に鋭い痛みや「バチッ」、「ブチッ」というような衝撃感を感じることがあります。
症状としては、傷めた筋肉を伸ばすと痛む、押すと痛む、力を入れると痛む以外にも筋肉の腫れ、凹みや皮下出血などがでることもあります。
肉離れは、痛みが治まり競技に復帰するまでに時間がかかる場合があります。
痛みが治まったら、運動ができる状態かをチェックしながら復帰する必要があ ります。

check_box筋挫傷

打撲による筋の損傷で、人や物がぶつかったり、ぶつけたりなど直達外力(直に外から力が加わる)を受けることで発生します。
ラグビー、アメフト、サッカーなどコンタクトスポーツで起こりやすいケガです。

info症状

患部の腫れ、痛み、傷めた筋肉に関係する関節の運動痛、運動制限など。

check_box骨化性筋炎

骨組織が存在しない部位に発生する骨化と定義されていて、筋挫傷の後に起こりやすい合併症でもあります。
打撲、筋挫傷の受傷歴がある場合は注意が必要です。

info症状

患部の痛み、つっぱり感、運動制限(可動制限)

check_boxその他の外傷・障害

コンパーメント症候群、大腿骨疲労骨折、外傷性大腿骨骨折など

check_boxおわり

筋肉には始まり(起始)と終わり(停止)があり、始まりが複数ある筋肉もあります。この場合、筋肉の一部が大腿骨に付かない場合もありすが細かな説明は省略させて頂きました。

大腿部のスポーツ外傷では、打撲、筋挫傷、肉離れが多くなりますが、筋、筋膜、腱などのケガでは、痛みが治まり十分に運動ができるまでには時間のかかるケガで、特に肉離れは再発も多いケガでもあります。
スポーツを続ける上では、打撲、筋挫傷、肉離れなどのケガを軽く考えず適切な治療が競技復帰への早道となります。

痛みや運動痛、違和感、不安を感じたら早めに病院で検査を受けられるか接骨院、鍼灸院にご相談ください。
接骨院、鍼灸院では、ケガの状態を確認し検査が必要であれば病院のご紹介や病院での検査結果をもとに治療を進めていくこともできます。
※骨折、脱臼後のリハビリ施術には医師の同意書が必要となります。

※参考:スポーツ東洋療法、ボディナビゲーション

情報ボックス

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スポーツと鍼灸マッサージ

スポーツではパフォーマンスを高めたりケガの予防のためのコンディショニングは大切です。

日々の練習での筋疲労の回復や体調管理、ストレスの多い筋・筋膜、腱などの鎮静や改善など局所の治療や運動動作に連動する体幹や関節周囲の筋に対してのバランス調整など鍼、マッサージ施術で整えていくことでパフォーマンスを高めたり、ケガの予防としてもオススメできます。

チャーリーホース

チャーリーホースと呼ばれる大腿部前面(大腿四頭筋)の打撲・筋挫傷のケガで、ラグビー、アメフトなどコンタクトスポーツで起こりやすいケガです。

立ち上がれないほどの接触をしたときは、応急処置(RICE)を行い適切な治療を受けましょう。